新卒から約10年サービス業勤めだったわたしは
3人目の育休明け、キャパオーバーから転職を決意
時短正社員のまま
在宅勤務可の未経験職種に転職しました
この記事では、転職活動をすると決めてから具体的にどんなステップを踏んだのかを書いていきます
転職したとて悩みは尽きないのですが
こんなわたしの経験談が、今悩んでいるママにとって
少しでも参考となれば嬉しいです
仕事やめる!から転職活動をするに至った経緯はこちらの記事で

仕事やめたいと思った時にまずやったことはこちらの記事で

ステップ1:転職サイトへ登録
転職活動すると決めたわたしは、とりあえず 『ワーママ 転職サイト おすすめ』 で検索して
出てきた転職サイト、転職エージェントに手当たり次第10サイト以上に登録しました
エー、そんなたくさん使いこなせないヨォ
と思いますよね、でもこの時点で迷っててもどうせ絞れないんで、
ざっと見て気になったら登録する、でいいと思います
絞らなきゃ!と思っていなくても、使い勝手などから使わないサイトが出てくるので勝手に絞れてきます、大丈夫です
わたしが最初に登録していたサイトと、絞っていった経緯、最終的に内定まで継続して使っていたサイトはこちら

ステップ2:面談を入れる
動きはじめても、スキルなし・やりたいこと迷子・バリキャリを目指したいわけではないぽんこつワーママ
右も左もなんなら目指したい方向も、自分の立っている立ち位置すらわからない状態でした
手始めに、と、エージェントとの面談をいくつか受けてみようと思い
登録したエージェントとの面談だけでなく、キャリア支援の無料面談も利用しました
これがほんとうによかった
元々、育児がうまくいかなくなるくらいなら仕事を諦めよう、どうせやめるなら記念に、くらいの気持ちではじめた転職活動でしたが
キャリアのプロとの面談を通して
できることなら仕事も諦めたくない、もしやめるなら、育児と両立できる道を探してみてからでもいいんじゃないか?
と思うようになりました
自分でも具体的な言葉にできない頭の中のモヤモヤをうまく引き出して言語化してくれて
思いもよらない角度からの意見をなげてくれたことで新しい見方ができたり
とにかく自分と向き合うことができました
出産前は仕事が好きだったのもあり、仕事もできれば諦めたくはないけど、今最も大切にしたいのは子どもとの時間
希望が叶う仕事を探してみて、もし子育てとの両立ができる働き方ができないのなら、その時は一旦仕事をやめよう
という結論に至ります
とはいえ、仕事と育児をしながら面談の時間を捻出するのは本当に大変でした
それについてもまた別の記事でまとめたいと思います
ステップ3:転職軸を決める
面談をいくつかして頭の中を言語化していくと
今の自分はなにを大切にしたいのか?最優先にすべきはどこなのか?が段々見えてきます
わたしの場合、育児と両立ができる働き方、ということ以外には特に重視している項目がなく
新卒から勤めていたサービス業でこれといったスキルや経験もないし、明確に次やりたいことがあっての転職でもなかったので、業界や職種も特に決めていませんでした
そこで企業を選ぶときの軸にしたのが下記の3つ
- 今しかない子どもとの時間を大切にできる
- 心から共感できる事業
- スキルアップできるチャレンジングな環境
育児との両立ができなければ意味がなかったし、
色々な企業を見る中でやはり事業や創業者の思いに共感できなければ入社したいと思えなかったし、
仕事するならそれなりにやりがいも欲しかった
このやりがいの部分も、面談を通して、言語化できた部分です
バリキャリを目指したいわけでも、自分が仕事ができる人間というわけでもなかったのですが
前職では熱量が低いひとたちの中で仕事をすることにもどかしい気持ちを抱えることも多く
熱量の高いひとたちと誇りややりがいを持って働ける環境、自分が成長していると実感できる環境であればなお理想的だなと感じていました
ステップ4:転職軸に合う求人へ応募する
わたしは自力で求人を探す転職サイトも、エージェントが間に入って求人を紹介してくれる転職エージェントもどちらも使っていたので
転職サイトの方はざっと求人をチェックして、気になるものがあれば応募する
エージェントとは大体まず最初に面談をしてこちらの希望を伝えるので、希望に合う求人を紹介してもらい気になるところがあれば応募の意思を伝えて進めてもらう
のどちらのパターンもありました
エージェントに関しては、担当のキャリアカウンセラーとの相性もかなりあると思います
わたしは担当を変えてほしいと伝えるほど相性の悪い人には当たりませんでしたが
時短正社員のまま未経験職種への転職希望だったので
「その条件だと紹介できる求人はありません」とエージェント側からガッツリ断られるパターンはかなりありました
ある大手エージェントの女性アドバイザーからは
「厳しいことを言うけど、正直エージェントは時短希望のママより、フルで働ける人材を企業へ紹介したい
私がこのまま希望を聞いて企業を紹介することは不可能ではないけれど、条件が厳しすぎてほとんどない
時短で転職希望なら、絶対にママに特化した転職エージェントを使ったほうがいい
もしくは、エージェントを介さず、自分で探すタイプの転職サイトのほうが希望に合う求人を見つけやすい」
と言われ、その後はわりとワーママ特化のエージェントやサイトの方を中心に見ていました
なんのスキルも経験もなかったので、履歴書落ち、面接落ちも相当数あり
エージェントからもそうですし、面接官からも厳しいことを結構言われました
それだけ、未経験職種に時短正社員のまま転職する、というのは世間的には難しいとされているということです
それでも、自分には価値がない、と思わないこと
諦めなければ見つかるはず!なんて綺麗事を言うつもりはありません
実際、ワーママの転職活動は難しかったし、しんどかった
だからこそ、見つかったらラッキー!くらいの気持ちで、焦らず、自分を卑下することなく、力を抜いてやることが大事かもしれません
ステップ5:納得できる会社か見極める
優先順位がはっきりしているなら、面接の時点で、譲れない部分は絶対に確認した方がいいです
希望すべてを満たす会社を探すのは難しいですが、ワーママには譲れない部分もあると思います
給与の最低ライン、勤務時間の希望、出社or在宅のペース、など
特に育児との両立を重視したいママの場合、以下のような事柄については聞いておいたほうが良いです
送迎に間に合う勤務時間で働けるのか?急な残業の発生頻度は?
時短で働けるのなら、時短制度を使えるのはいつまで?
子どもの体調不良時はどうなる?
在宅勤務はできる?できるなら出社の頻度は?
また、すべての項目で、「そこで働く他のママが実際どのように働いているか?」の確認は必須です
もし可能ならカジュアル面談のように、他のママの話を実際に聞けないか打診してみるのもあり
面接時にいくらママが働きやすい職場と言われても、実態が伴っていない可能性もあります
面接時にそんなことを聞いたら落とされるのでは?とも思うかもしれませんが
これを聞いて落とされる会社であれば、おそらく例え入社しても続かないです
友人にも、入社してみたらママが自分ひとりしかいなくて毎日残業しないと終わらない仕事量だった
というギャップで転職から半年経たずに辞めた人がいます
ちなみにその友人はその後二度目の転職で、本当の意味でママが働きやすい会社に無事出会って、今は楽しそうに働いています
一度目の転職を後悔しているか?と聞いたとき
「後悔はしていない。世界が広がったし、一度目の転職があったから二度目で本当に合う会社を見極めることができたから」
と言っていました
転職は終わりではなく始まりであり、例え次の場所でまたつまずいたとしても
それもまた、自分の考え方次第では失敗ではなく新しい始まりの合図なのだと思います
入社前に確認することはもちろん大事ですが、それが全てではない
考えすぎて動けなくなるくらいなら、まずは飛び込んで自分の世界を広げてからまた考えてみても、決して遅くはないです
まとめ
別の記事にも書いたことなのですが
わたしがワーママになって、人生で初めての転職活動をしてみて一番良かったと思うことは
世の中には自分の知らない、でも自分が選び取ることができる選択肢が山ほどある
と実感を伴って思えたことでした
3人の未就学児を抱えて、サービス業から未経験職種へ転職したというと驚かれることがよくあります
転職活動を本腰入れて始めたのは3人目の復職から3ヶ月後、内定をもらったのはその3ヶ月後でした
育児仕事に加えて、転職のための書類作成、面接対策、忙しすぎて目が回りそうだった
家族の協力も不可欠だった
よくやったなぁ、と今では思います
はじめからできると思っていたわけではなくて、一つずつ小さな行動をしていくうちに
自分の気持ちも少しずつ変わっていって、それが自分でも思っていた以上の原動力になって
無理だと思っていたことができてしまった、まさに火事場の馬鹿力的なことだったように感じています
だから何が言いたいかというと
現状がしんどい、辛い、逃げたいと思っているなら
小さなことでいい
周りのママに1人相談してみる、とか、転職サイトに1つ登録してみる、とか、キャリア面談を1つ受けてみる、とか
何か一つ行動してみると、自分の直感が今どっちへ行きたいと言っているか、少しずつ
霧が晴れるように見えてくることがあるかもしれない
それが原動力になって、できないと信じ込んでいたことが覆ることもあるかもしれない
こんなわたしの小さな一つの経験が、誰かの何かのきっかけになってくれたら嬉しいです
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