3人目の育休明け、キャパオーバーで仕事を辞めることを決意
色々あって仕事もあきらめない選択肢をとって
大手サービス業→ベンチャー(スタートアップ)に時短正社員のまま転職して約3年が経ちました
- 今の仕事を手放して後悔しない?
- 自分に合った転職先ってどう探すの?
- 変化がこわくて転職に踏み出せない
今そんなことを考えているママへ、わたしの経験が少しでも参考になると嬉しいです
結論
結論としては、初めての転職から3年経った今
全く後悔はしてません
前職は社員〜バイトまで1000人規模の会社で
時短のママ社員も比較的多く、制度も整っていて割と働きやすい会社だったと思います
時短ママ社員での転職の前例もなく、かなり驚かれました
そして
「こんなにママが働きやすい会社なのになんで辞めるの?」
「ベンチャー企業なんて絶対忙しいでしょ、そんな会社行かない方がいいんじゃない?」
当時はそんなことを、同僚にも先輩にもたくさん言われました
でもわたしは転職して3年たった今、転職したことを全く後悔していません
それはなぜか
後悔しない選択のために
会社をやめる、転職する、転職先を選ぶ
もしだれかに言われたから、というのを理由になにかを選択していたら後悔していたかもしれません
自分の直感のようなものは大体当たると思っていて、それはだれかの適当な意見より、ずっと信用に値するものだと思うのです
適当なことを言ってくれるだれかさんは、絶対にわたしの人生を代わりに生きてはくれません
「だれか」の意見を主語にしてなにかを選択することは
言い訳や責任転嫁を自分に許してしまう
そうなったら、ずっと「だれかのせい」にして人生を生きなくてはならない
それは、自分を主語にして全ての責任を自分で取ることより、ずっとしんどいことだとわたしは思っています
わたしのあとに同じように転職を決意した前職の後輩ママは、転職した会社が合わず、半年でまた転職しました
でも
「一度目の転職を後悔はしていない
世界が広がったし、一度目の転職があったから二度目で本当に合う会社を見極めることができた」
と言っていました
それはたぶんわたしと同じで
- 子持ちで転職なんて難しいだろう
- スキルも経験もないし
- まして時短正社員で未経験職種なんて
そういう思い込みが覆されて、単純に世界が広がったこと
それだけで充分得るものがあった、行動する価値があった、それがあったから次に繋がった、と心から感じているからだと思います
後悔しない選択をする、というのは、その時その時に最善だと思える方を選択することであり
他のだれかじゃなく、ちゃんと自分を主語にして
悩んで悩んで悩んで
今、自分が「こっちだ」と思える方に進む、ということだと思います
結局、その先がどうなってるかなんて、どうやったって、だれにもわからないことです
でも、そうやって選択した道が、正解に
というより、そうやって選択した道であれば、自分が正解にしてやるんだという気持ちで歩めます
うまくいかなかったときに、そのことを嘆いて後悔するのではなく
それを前向きに捉えて次に繋げられるかどうかは
間違いなく自分を主語にして決めた選択肢か?ということが結局は大きいのだと思います
だからこそ、わたしは
「なんかいいな」「理由はうまく言語化できないけど、なんか惹かれるな」「心地がいいな」
という
こっちだ、と思える心の動きである、直感というものに敏感であることをとても大切にしています
ワーママ転職でやっておいてよかったこと
ワーママ転職において後悔しないために
具体的にやっておいてよかったと思うことは下記の2つです
- 自分にとっての優先順位をはっきりさせる(給与?キャリア?子供との時間?)
- 上記をはっきりさせて上で、譲れない条件を満たしている企業か見極める
自分にとっての優先順位をはっきりさせる
希望をすべて叶える職場はありません
そもそもなにを叶えたい転職なのか?
自分としっかり向き合って、自己分析をして、優先順位をつけることです
- 給与を上げるための転職なのか
- キャリアアップを目指すための転職なのか
- 子どもとの時間をより大切にするための転職なのか
- 今の仕事に飽きた、つまらない、より刺激を求めての転職なのか
- やりたい職種へ挑戦するための転職なのか
しんどい。仕事やめたい。となったときに、わたしが当時自分と向き合う手段としてやってよかったことは
こちらの記事で

この内容をやったことで、自分は今なにがしんどくて、どうなったら今より楽になれそうなのか、
ちょっとずつモヤが晴れていくように言語化できるようになっていった気がします
自分と向き合って気持ちを言語化してたどり着いたのは
育児を諦めなくてもいい仕事がもし見つかるのであれば、できれば仕事も諦めたくない
ということでした
そして
転職をする上でつけた優先順位の一位は
今しかない子どもとの時間を大切にできる
=時短は必須、今より通勤時間が短いor在宅勤務ができる、体力消耗が少ない仕事内容、土日祝休み 等
でした
給与にも職種にもキャリアアップにもそれほどこだわりはなかったので
とにかく上記を叶えられる職場が見つかれば転職しよう、と思ったのです
最後に 等 とつけたのは
このすべてを絶対に満たすところを探す、というより
総合的なバランスを見ながら見極めていくことが大切だからです
そのポイントについては下記で
譲れない条件を満たしている企業か見極める
わたしの場合は
子どもとの時間を大切にできる職場を最上位の軸に置いていたので
面接では特に下記内容をできるだけ確認するようにしていました
- 時短で働けるのなら、時短制度を使えるのはいつまで?
- 送迎に間に合う勤務時間で働けるのか?急な残業の発生頻度は?
- 子どもの体調不良時はどうなる?
- 在宅勤務はできる?できるなら出社の頻度は?
また、すべての項目で、そこで働く他のママが実際どのように働いているか?も必ず聞いていました
できるなら事前にママさんたちとカジュアル面談が組めるならベスト
人の雰囲気も実態もよりイメージしやすくなります
いくら求人時に良い風に謳っていても実態が伴わなければ意味がないし
このようなことを聞いてもし落とされるのであれば
その会社はたとえ入社できたとしても絶対に長く続かないからです
そして
このすべてを理想的に満たすところというのは実際なかなか見つけるのが難しい…
- 通勤時間は今と変わらないけど、会社の人たちの雰囲気が良くて一緒に働きたい気持ちが大きい
- 残業はあるけど月に数回であれば親や夫に頼ることもできる、なにより事業内容がとても魅力的
など、総合的に見て「ここが良い」と思えるかどうか
最終的にはそこの直感だと思います
自己分析を行なったあと、わたしが具体的にどう転職活動を進めたのかについては
こちらの記事で

実際、現在の職場は理想的か
転職先の実態は
創業まもないスタートアップ企業で働き方に柔軟であったこと、社長含む創業メンバーにパパママが多かったこともあり
子持ちにはかなり働きやすい環境でした
- 時短制度あり、特に期間は定められていない(今後定められる可能性はあります)
- 10:00-16:00のコアタイムを含めれば勤務時間は自分で選べる(9:00-16:30の人もいれば10:00-17:00の人もいる)
- 在宅勤務が可能(基本週3出社推奨だが、子どもの体調不良時の在宅や病院での中抜けなどは柔軟に対応可能)
- 時短ママが複数人いる
唯一、やはり社員数15人程度のスタートアップ企業であったこともあり、めちゃくちゃ忙しい時期は残業が結構ありました
早朝4:00から仕事したり、あるいは子どもたちが寝静まった23:00から仕事したりした時期も…
これだけを周りに話すと、「ブラックじゃん!なんでやめないの?」と言われたりしますが
わたしが転職を後悔していない大きな理由のひとつに
働く人たちの雰囲気がとても良く、嫌な人がひとりもいない、全員がお互いを尊重し協力し合う風土がある
というのがあります
残業ひとつとっても、この会社のために、この人たちのために、わたしも全力で頑張りたい
という思いが土台にあったからこそ、乗り越えるのは大変ではありましたが
嫌な思いをしながらやったというより、前向きな気持ちで自らやっていた側面が大きいです
結局、業務内容やモチベーション、条件はもちろん大切だけど
「人」は心を病まず心地よく働く上で本当に大切だよなぁ、としみじみと感じています
人が合うか、それについても面接や面談でなんとなく、直感が教えてくれるものだと思います
理由はわからないけど、「話していて心地いいな」とか「なんか面白そうだな」という
プラスの感情が自然と出てくることがあるはずです
その逆も然り
「なんとなく嫌な感じがするな」「なんかこの人(会社)の雰囲気が自分には合わなそうだな」
そういう自分の心の機敏に気づけるような心の余白を持ち、心のアンテナに敏感でいようとすることが
なにかを選択する際に、最も後悔しない方法なのではないかとわたしは思っています
後悔するかしないか、なんていうのは結局あとになってみないとだれにも分かりません
だからこそ、明確な理由や言語化が例えできなかったとしても
今の自分が「こっちだ」と思える道を選択することが、結局は後悔しない道への近道なのでは
と思うのです
この記事を読んでいる、今まさに悩んでいるすべての頑張るママさんたちが
自分の心の機敏に気づける余裕を、方向を示してくれる直感に気づける余裕を、
どうか、持てますように
コメント